2008年12月23日 (火)

想像の宇宙船に乗って

いつもプラネタリウムの出張上映日誌をご覧いただきありがとうございます。
プラネタリウム出張上映サービスはこちらのサイトで詳しくご案内しています
http://www.will-system.net/

今回は、年の瀬も押し迫ってネタがないので(?)、何年も前にHPで公開していた文章を再掲します。
この再掲シリーズ、今後もネタ切れ時には登場しますのでよろしく!

(以下、文章は2004年のものです)

想像の宇宙船に乗って

前回のヤマトに続き、第2弾です。第1弾のヤマトの話は、嘲笑いただけましたか?(笑)
今回は、私が星や宇宙のことに興味を持つきっかけとなったもうひとつ、コスモスのお話です。

みなさんはカール・セーガンというアメリカの天文学者(生物学者でもある)をご存知ですか?コスモスは、そのセーガン博士が当時最新の天文学研究の成果をわかりやすい形で紹介した「英語で書かれた最高の科学書」とまでいわれた名著です。そのコスモス、後にテレビ番組になり、日本でも放送されました。まだ私が小学校4年生か5年生のころです。ヤマトで宇宙に興味を持ち始めた(笑)私は、この放送を見て完全に星の世界のとりこになってしまいました。同じようにこの番組を見て、将来天文学者になりたいとか宇宙関係の仕事をしたいと思った同年代は、結構いるんじゃないかなあ。

もう記憶が定かでないのだけれど、たしか番組冒頭でセーガン博士がたんぽぽの種をフッと吹いて、それが宇宙船になるんだよね。そして、セーガン博士が「さあ、想像の宇宙船に乗ってでかけましょう」とか言って始まるんだったよな~。その演出、プラス全編に流れるヴァンゲリス「天国と地獄」や「反射率0.39」などのサウンドトラック…小学生の僕には何もかもが新鮮で、驚きと感動の連続でした。そのころウチにはビデオデッキもカセットデッキもなかったので録音録画はできず、なんとひたすらノートにセーガン博士のセリフを書きとめていた(笑)でも、その手はしばしば止まり、気がつくと番組に見入っている自分がいました。それほど、セーガン博士が発するメッセージには強烈なインパクトがあったのです。

コスモスでセーガン博士が語るのは、単に最新の宇宙探査や研究の成果の紹介だけではありませんでした。それを優しい語り口と一流のジョークでわかりやすく伝えるのはもちろんすごいんだけど、その中にはいつもこんな呼びかけがありました。

「この広大な宇宙の中で、生命は地球にしか存在しないのか、人類はひとりぽっちか」

「人類は私利私欲のために、そのかけがえのない地球傷つけているのではないか」

今でこそ「宇宙船地球号」などと称して地球環境の破壊に警鐘を鳴らすことは頻繁に行われているけど、当時そういうことをきちんと科学をベースに論じる人は、しかもそれを普通の言葉でわかりやすく伝えてくれる人はそういなかったんじゃないかな。

金星の温室効果が地球の未来の姿になるかもしれないと警告したセーガン、「核の冬」を提唱し、人類が行き着いてしまった究極の技術に警鐘を鳴らしたセーガン、またその一方で、宇宙人探しに科学的なアプローチで真剣に取り組んだり、人間の善の部分や科学という思考方法を讃えたセーガン、彼のメッセージの根底にあるのは、人間の生への大いなる賛歌、奇蹟ともいえる進化への感謝、そして広大な宇宙と悠久の時の中に生きる我々に必要なもの、すなわち、宇宙への畏敬の念と謙虚な姿勢…そんなものではなかったかと思います。

一流の科学者にして最高のインタープリター、かつ最高の教育者であったセーガン博士は早くから難病を抱え、62歳の若さでこの世を去りました。しかしその存在は今も変わらず僕の目標であり、尊敬の対象です。もちろんそのレベルには届くわけないけど、この出張上映活動を通じて、氏が伝えようとしていたことのほんのひとかけらでもいいから子どもたちに伝えることができたら…いつも私の中にはそんな思いがあるのです。

著書コスモスは、セーガン博士がこの世でもっとも愛した女性の一人であろう、アン・ドルーヤンに捧げられています。

「アン・ドルーヤンに
限りなく広い宇宙、永遠に続く時間の中で、
アンと同じ惑星、同じ時代に生きることを喜びつつ・・・。」

カッコよすぎ!

081223

| | コメント (2)

2008年12月22日 (月)

電影クロスゲージ、明度20!

いつもプラネタリウムの出張上映日誌をご覧いただきありがとうございます。
プラネタリウム出張上映サービスはこちらのサイトで詳しくご案内しています
http://www.will-system.net/

今回は、年の瀬も押し迫ってネタがないので(?)、何年も前にHPで公開していた文章を再掲します。
この再掲シリーズ、今後もネタ切れ時には登場しますのでよろしく!

(以下、文章は2004年のものです)

電影クロスゲージ、明度20!

ウィルのプラネタリウム出張上映は、その珍しさゆえか、地元の新聞やテレビ局の取材を受けることがたまにあります。そんなとき、いつも決まって聞かれるのが「どんなきっかけで星や宇宙に興味を持ったんですか?」という質問です。ということで、この機会にお答えしておきましょう。私が星や宇宙のことに興味を持つようになったきっかけ、それはズバリ「宇宙戦艦ヤマト」と「コスモス」です!今回はそのひとつ、ヤマトのお話をしましょう。

実はいまでも、劇場公開版全作品のビデオやサントラCDは、私の大切なお宝のひとつ(笑)それほど、小学生のときからずっと宇宙戦艦ヤマトに「はまって」いるんです、ワタクシ。
特に好きだったのは、ヤマトの発進や波動砲発射、ワープなどのプロセス。巨大戦艦をハンドリングするだけあって、しかもそのかなりの部分が手動操作に委ねられている(笑)だけあって、そのシーケンスは長大です。きっとそのあたりの描写をあそこまで細かくやったアニメは、ヤマトが最初なんじゃないのかなあ?
「補助エンジン始動。波動エンジン出力80パーセント。フライホイール接続点火」
とか
「ターゲットスコープ、オープン。電影クロスゲージ、明度20。目標、敵艦隊。対ショック、対閃光防御」
なんてね。いまだにそらで言えますから(笑)

そんなヤマトが活躍する舞台となった「無限に広がる大宇宙」(このセリフ、わかる人にはたまらんだろうな)には、当然いろんなモノが(実在かどうかは別として)出てくるんですね。暗黒星雲とか巨大白色彗星とか、太陽系第11番惑星とか、銀河の衝突とか水惑星の回帰とか…そんな宇宙の描写に心躍らせていたことを、ついこの間のように思い出します。教科書で星や宇宙のことを勉強する前にこっちを先に見ちゃったから、「ヤマトでやってた重力墓場とか宇宙気流とかって、本当にあるんだろうか」なんて考えながら、理科の授業にものめりこみました。結局小学校ではその答えを知ることはできなかったけど(当たりまえか)大学で物理を専攻していろいろ勉強していくうちに「本当のようなウソ」がほとんどであることがわかってきて、ちょっと残念に思ったり、でもそれはそれで感心したり。そんな思い出深い、お付き合いの長いアニメなのです。

私の作業部屋には、会社員時代に先輩の紹介でいただいた、松本零士さんの直筆サイン(しかも私の名前入り!)が飾ってあります。ただ、そこに書いてあるのはメーテルだけど(笑)それから、ヤマトのスケールモデルも飾ってあります。たまにボーっとそれらを眺めながら「無限に広がる大宇宙」と心の中でつぶやいてみたり(笑)すると、出張上映活動への意欲がさらに増してくるから不思議です。まあ権利訴訟があったり、プロデューサーが逮捕されたりといろいろなことはありましたが(苦笑)ヤマトで描かれた熱い人間ドラマと広大な宇宙へのロマンは、いまだに私の元気の源なのです。

081222_2

| | コメント (0)

2006年12月14日 (木)

次期との遭遇?

いつもプラネタリウムの出張上映日誌をご覧いただきありがとうございます。

次期プラネタリウム投影機のイメージ、だいぶまとまってきました。基本的な投影方式は変えず、現行投影機で不満の残る駆動部分を大きくデザイン変更させたモデルです。まだ細部がけっこうあやふやだし、第一、実際にこのモデルを製作できるかどうかもわからない状況ではあるのですが…(なにせ資金が…涙)

で、ここ数日ワタクシは何かに憑かれたように(笑)全体イメージや駆動部分の機構をスケッチしまくっております。設計ノートには、何ページにもわたって同じような図面の描きなぐりが並んでいる状態。そろそろモックアップも作りたいなあ。

そんな自分の姿を見て、ふと思った。
これって「未知との遭遇」でデビルズタワーを作りまくってるロイと同じじゃん。まさか、誰かの、何かの啓示か?(笑)
次期投影機なだけに、「次期との遭遇」?←キミ、うまいこと言いよる(寒)

そういえば、ロイ役を演じたリチャード・ドレイファスって、実は「陽のあたる教室」のホランド先生役もやってたのね~知らなかった~。ちなみに、これは両方ともワタクシの大好きな映画です。そうだ、たしか「陽の~」でもベートーベンの交響曲第7番が使われていたような。のだめカンタービレと同じじゃん。へぇ~
あー、なんか映画観たくなってきちゃったなあ。(アメリカン・シンフォニーだっけ?あのラストは泣けるよね)それに、来週の「のだめカンタービレ」も待ち遠しいなあ。

…って、ワタクシいったい何の話をしてたんだっけ?(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年11月24日 (金)

のだめ効果

いつもプラネタリウムの出張上映日誌をご覧いただきありがとうございます。

月9ドラマ「のだめカンタービレ」の影響はすさまじいものがあるらしく、普通はなかなか売れないクラシック系CDの売り上げがすごいのだそうです。普段はCDショップの片隅のせまいコーナーでしか売られていないクラシックCDだけど、この人気にあやかって売り場面積が広がるといいなあ。

従来からのクラシックファンには、この現象がミーハーっぽくて嫌!と眉間にしわを寄せてる人もいるかもしれないけど、ワタクシはいいかんじだなーと思うし、ドラマにもすっかりハマッております。まあ中学のときからのクラシックファンなワタクシ、バイオリンやトランペットを加齢、違う華麗に操るワタクシ(ウソ。ホントは持ってるだけ・・)、第九合唱歴も長いワタクシ(これはホント、でも大きくブランクあり)ですが、あまり斜に構えて批判的に見るのではなく、これがきっかけでみんながクラシックを楽しんでくれたらいいなあと思ってます。

今日はちょっと短いけどこれにて。さて、仕事に戻るか。BGMはもちろんベト7でね(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月11日 (日)

どうでしょうクラシック

いつもプラネタリウムの出張上映日誌をご覧いただきありがとうございます。

いつもドームの星やパソコンの画面ばかり見てて流行に疎いワタクシですが(笑)それでもたまには流行のものを見たり聴いたりしております…といっても私の場合、ほとんど奥さんの影響を受けてなんだけどね…

たとえば平井堅、コミック「ワンピース」、ハリーポッターなど、

「いいからだまって読んでみ。おもしろいから」
「夫婦の共通の話題ができないぞー(脅し)」

といった悪徳勧誘パターンから、特に勧めはしないものの、ずっとCDがかかってたり本が机に積まれてたりという間接攻撃パターンまでいろいろ(笑)

で、最近はまってしまっているのが、彼女が録りためた「水曜どうでしょう」という北海道のローカル番組を見ること。

実はこの番組、最初に見つけたのは私なのです。深夜のテレビ欄に「どうでしょうクラシック」というタイトルを見つけ、
「これはオレの好きなクラシック音楽の番組だな」
「大泉洋って聞いたことないけど、どこかの音楽評論家かな」
と期待しながら見てみたんです。

そしたら、知らない2人(とディレクター2人)が何やらいろんな企画で国内外を旅しているだけ。

なんじゃこれ!タイトルにだまされたああ

ってことで、1度きりしか見なかったのです。
しかし、奥さんはそれ以降毎週その番組を見ては「あはは」「うひひ」と深夜に声を押し殺して爆笑してるわけ。そして、「早く見ろよ~」としつこく言う。ただの深夜ローカルの旅番組がなぜそんなにおもしろいのか?と思って再度見始めたところ、完全にはまったというわけです(笑)

どんな番組でどうおもしろいのか?はここでは言わないでおきましょうね。どうでしょうファンにとってはいまさらでしょうし、第一あのまったりした番組の空気感は説明できないよね。気になったかた、とにかく一度ご覧あそばせ。(大泉洋って最近ドラマやバラエティーにも出てるみたいだから、知ってる人も多いよね)

で、いつか北海道方面に出張があったときは、“聖地”北海道文化放送へ行けと。それから、「どうでしょう」グッズを必ず買ってこいという命令がツマより出ておりますので、北海道のイベント関係各位さま、どうぞご連絡くださいませ(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)